Skip to content

2022年の振り返り。NAISTの修了と就職など

Posted on:December 30, 2022 at 01:00 AM

この時期になると、Twitter上でチラホラと1年を振り返る記事を目にします。そのような方々が成し遂げたことと比較すると、大して自分が何かしらを成し遂げたということはないのですが、ここ2年間ほど、ブログの更新をサボっていたようなので、ブログを訪問してくれる方への状況報告と来年の自分に向けた備忘録として、私も2022年の振り返りと、来年の抱負についてまとめておこうと思います。

2022年の大きな出来事と、力を入れて取り組んだ、以下7つのトピックについて振り返ります。

goat

写真:地元のカフェにいるミニヤギさん。このサイズ感がかわいい。

大学院の修了

まず、2022年の大きな出来事として、無事に大学院を修了できたというのが挙げられます。2019年にNAIST進学を決意し、実際2020年にNAISTに入学してから、気づくと修了して一年が経とうとしていました。

NAISTに進学するに至った経緯やNAISTでの生活については、次の過去ブログを参考ください。

NAIST情報科学博士前期課程に合格しました
NAIST情報科学博士前期課程に入学して半年が経過しました

過去ブログではNAIST進学の理由を以下のように述べております。

今後IT技術者として飯を食っていく以上、情報学分野でしっかりとアカデミックを修めることが、廃ることのない知識や技術を身につける最短ルートのように思えたのが最大の理由です。

結果から述べると、アカデミックを修めることはできませんでしたが(当然)、この判断は間違っていなかったと思っています。

私達が、普段利用している言語、ツール、フレームワークは、先人が築き上げてきた理論や技術の上に成り立っていることを身を持って体感しました。これは、多くの論文を読み、アイデアを絞りだし、検証し結果をまとめるアカデミックなプロセスに本気で取り組んだからこそ得られた実感だと思います。学部生のときには、言い方は悪いですが、そこまで本気でやっていなかったので、その分野の深さを実感するところにすら至ることができませんでした。

悔しいことに、アカデミックでは大きな成果を出すことはできませんでしたが、NAIST進学の決断は間違っていなかったと思います。自分が今後も取り組みたいと思える分野と、研究室のメンバーとの出会いだけでも大きな価値がありました。

就職

4月からはようやく社会人になりました。他の人と比べると、かなり遠回りをしまして両親にも迷惑をかけました。やっとまともな大人になれたという実感があります。お仕事は、某メーカーの研究開発部門でソフトウェアエンジニアをやっています。それに伴って、奈良から再び関東に上京してきました。

具体的な業務内容は述べませんが、組み込みLinux関連でざっと以下のようなことをやっています。

なんだかんだで、OSSエコシステム周りを扱っているので、やっている業務は大学院時代と変わらないというか、延長線上にあるようなことをやっています。周囲のメンバーにも恵まれ、自分よりも優秀な人しかいない環境の中でやらせていただいております。

他にも、ROSConやOSS Summitといったカンファレンスにも会社の費用で参加させていいただき大いに刺激をうけました。このとき、コミュニティの力がイノベーションの源泉にあるのだなという確信を得ました。

2023年もOSS周り、特にサプライチェーンセキュリティ周りの動向には注視していこうと思います。それとともに、OSSコミュニティへの貢献も何かしらの形で取り組んで行きたいと考えています。

プライベートで学んだ技術

2022年は、これといって新しい技術を学ぶことができませんでした。いけませんね、技術者失格です。学んだとまでは言えないかもしれませんが、プライベートで取り組んでいるものとして以下の3つを挙げます。

読書

近年読書量が減っているのが自分の中の課題なのですが、2022年は就職してからお金のことを考えずに本を購入できたこともあり、割とジャンルを問わずにいろんな本を読めたかなという印象です。月にだいたい4,5冊は買っていたので50冊くらいは購入したのかな(積み本も多い)。

ちゃんと読書ログとかを残せる性格ではないので、記憶に残っているものを羅列していきます。

2023年も引き続きスキマ時間を見つけるなどして読書をやっていきたいと思っています。ここ4,5年小説を全く読まなくなったので、来年は小説も積極的に読むようにしていきたいです。

番外編:好きなYouTubeチャンネル

英会話レッスン

会社の研修の一環で、英会話レッスンを週に一回受けました。これがなかなかに良くて、レスポンス速度とリスニング力の向上は実感できました。(それと引き換えに文法の正確性は失いましたが..)

このレッスンで得た大きな学びが、スピーキングの学習方法です。あくまで、私が良いなと思った学びのプロセスを紹介します。

  1. インプット
    ドラマ、ポッドキャスト、YouTube、テキストなどから自分が使ったことのないフレーズを抽出します。

  2. プラクティス
    1)で抽出したフレーズを練習します。フレーズの意味だけでなく前後の文脈なども思い出しながら何度も口ずさみます。私は、ジョギングの最中によくやってました。机に座ってやるのは駄目らしいです。立ったり歩いたりしながらやるのが効果的だそうです。先生曰く、友人と話すときは、立っていたり、歩いたりしながら話すでしょとのことでした。

  3. アウトプット
    2)で練習したフレーズを実際に英会話レッスンの中で使ってみます。

この1)~3)のサイクルを何度も回すことで自分の使える英語の幅が広がっていく実感がありました。

問題は、この学びのプロセスをいかに継続的かつ高速に回すのかという点になります。アウトプットの機会を増やそうと研修の他に、DMM英会話に取り組んだこともありますが、インプットが不足した状態でやっても、ただ楽しく雑談するだけで自分の使える英語の幅が広がる実感がありませんでした。だからといって、インプットだけやっていても、定着率は悪いですし、楽しくありません。

2023年は、この辺りのバランスの調整と、習慣化を目標にやっていきたいと思います。

マラソン

昨年から本格的に走るようになり、レースに出場するようになりました。2022年は、公認、非公認含めて6本のレースに出場しました。

フルマラソン

ハーフマラソン

フルマラソン、ハーフマラソンともに自己ベストを更新することができました。来年も記録の更新を目指して練習を積んでいこうと思います。

また、2022年の練習を含めた走行距離は、1,696kmでした。怪我等によって偏りはありますが、だいたい月間141km程度は平均で走っていた計算になります。

2023年は走行距離を増やすというよりかは、練習の質を意識して、限られた時間で成果をだせるような練習に切り替えていこうと考えています。

旅行

2022年に行った場所です。

歳を取ったからか、体感の経過時間が年々速くなってきている気がします。その理由の一つに、新しい体験が過去と比べて相対的に少なくなってきているというのが挙げられるのではないか、と個人的に考えています。

その対策として、行ったことのない場所に行ってみるという新しい体験を普段から心がけています。これは、旅行という形でなくても、例えば、行ったことのない市立図書館で作業をしてみる、いつもと違うスーパーを使う、会社から家まで走って帰ってみるといった、いつもと違う小さな体験の積み重ねでも十分効果があるのではないかと思っています。

エンジニアという職業柄、こういったことを意識していないと土日も家に籠もってPCに触れる生活を送りがちで、あっという間に時間が過ぎていたということがよくあるんですよね。リモートワークによって更に加速しています。

2023年は、こういった小さな体験の積み重ねと、海外はまだ無理だと思うので、国内旅行を中心に新しい体験を得るというのを意識して取得するようにしていきます。

その他

まとめ

2022年の振り返りをしてみました。皆様よいお年を。